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1自己の迷路

自己を見直し向き合うために作成した文章です。
ArtofLife講座のサポートにどうぞお使いください。

この物語はフィクションであり、R氏の創作になります。
物語に関する質問や解答は受け付けておりませんので、ご了承ください。





あなたは誰ですか?


僕は一人の老人に出会った。
その人は不思議な雰囲気を持ち、ただ僕を見つめていた。
見た目が良いとはお世辞にも言えず、古びた服装で身を纏い、ただ優しそうな表情で静かに微笑を浮かべていた。
僕は引き寄せられるように、その老人に近寄った。

子供「こんなところで何をしているの?」

老人「なに、ただの散歩だよ。君はこんなところで何をしているんだい?」

子供「僕も散歩」 
ふふっと笑って僕は老人と同じ答えを言った。すると老人は静かに尋ねた。

老人「そうか、君は誰だい?」

子供「僕の名前は北見大輔だよ。おじいさんは?」
変な事を聞く・・・そう思った。普通は誰、ではなく、名前を聞くものなのでは?
僕はそう思ったけれど、そこには触れず名前を伝えた。

老人「この世界には大勢の人が住んでいる。それでは同じ名前が居るかもしれないだろう。君は、誰だい?」

僕は返答に困った。

たしかに同じ名前の人は居るかもしれない。でも、他の人と判別できるような返答を、僕は用意していなかった。
子供「僕は・・・・えっと、この近くの学校に通っていて、僕と父さんと母さんと、おじいちゃんの四人暮らしで・・・」

僕は一生懸命自分の事について説明をしだした。
名前の他に、誰と住んでいて、どのように過ごしているのかをもっと詳しく言えば納得してくれると思ったからだ。

老人「同じ学校に通う子供はたくさん居る、同じような家族構成だってこの世にはたくさんいるんだ。君は君である証明の自己紹介ができないかい?」

子供「・・・・・・。」
僕はすっかり困ってしまった。凄く難しい事を言われてしまっている。
この世界にはたくさんの人が居て、同じように生活をしていると言われたら、何を言っても同じ返答が返ってくるのでは?と思ってしまったからだ。だから黙ってしまう他に手段が思いつかなかった。

老人「困ってしまったのかい?でも君は一生懸命説明をしてくれようとしたね、ありがとう。」

老人は礼を言いながら、優しく僕の頭をなでてくれた。
その温かな手の温もりが心地よくて、僕はじっとしていた。

子供「僕、自分の事なのに、自己紹介が出来なかった」

少し拗ねたように僕は老人に言ってみた。すると老人は柔らかな表情の笑みを浮かべて、優しく僕に言った。

老人「君が君と判別できるものは、君の中にすでに在るものなんだ。それをまだ自覚していないんだね。
もしも知りたいのならば、またココに来れば良い。」

そう言って老人はゆっくりと踵を返して去っていった。
僕はその老人の姿をずっと見送っていた。

老人が言っていたことが、僕にはよくわからなかったからだ。
でも、僕はまだ僕のことをよく知らないのかもしれない。

老人の問いかけに答えられなかったからだ。

僕はもやもやした気持ちを抱えたまま、家族がいる家へと帰っていった。



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