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過去世エピソード:6

過去世にまつわるストーリー

内観のサポートなどにお使いください。
読みやすくするために創作を加えています。
フィクションですのでご了承ください。  




「誰も信じられない」

一人の少年がいました。
その子はぼろぼろの油にまみれた服を着て、
幼いながらも仕事をしているようです。
時は産業革命時代?それ以前?
今は仕事帰りに、家に向かっているところのようです。


家に入ると、貧しいなりに美味しそうな料理が食卓に並び、
あどけないかわいらしい妹と、
優しそうな母親が彼の帰りを待っていました。
父親は外に長い間、仕事にでているようです。
彼のかぶっている帽子は、父親がくれたもののようでした。
父親は線路を創りに行っている?ようで、
出ていく日に、彼に帽子をくれたのでした。
父親は優しく、いつも笑顔の男性でした。
父親との約束で、
「父さんが、帰るまで母さんと妹を頼むぞ。男と男の約束だ。」
と言われているので、彼はいつもしっかりと仕事に精をだしているのです。


 ・ ・ ・ ・

ある日、彼の家族が生活を送っていると、
父の死の知らせが届きます。
過酷な労働の中で、父は病に倒れてしまったようでした。
時々来ていた手紙にも、そのことは記されておらず、
彼の家族は彼の父のことをまったく知らなかったことに気付くのでした。
母は泣き崩れ、幼い妹はよくわからないようです。
少年はこぶしを握り、涙を耐えています。
父親との約束を守るため、
自分がしっかりしないといけないと感じています。
そして彼の心の中は
帰ってくるといった約束を父親に破られたように感じ、
静かに怒りに燃えているのでした。
そんな彼の心を癒すのは、幼い妹の笑顔でした。
妹はいつも
「お兄ちゃん大好き!」といって、彼に笑いかけます。
辛い仕事も、沈んだ家の空気も、
妹の天真爛漫な笑顔で”いつも通り”の雰囲気を取り戻すのでした。


 ・ ・ ・ ・

ベッドに眠る妹を抱きしめて、母親が泣いています。
仕事から帰ってきた彼は、その姿を呆然と見つめていました。
数日前から、腹痛を訴えていた妹は、
熱をだしていました。
先ほど急に様態が悪化し、どうやら天に登ってしまったようでした。
朝彼は寝ている妹の熱い額を撫でて出て行ったことを思い出します。
声をかけなかったことへの後悔と、
父親との約束を守れなかった自分への怒りに、
少年の心は静かに燃えているのでした。

優しく心の繊細な母親は、彼の怒りには気づいていないようでした。


 ・ ・ ・ ・

時が経ち、少年は老人になっています。
年老いた彼は、さらに年老いた母親の手を握り、
ベッドの横に座っています。
彼はそのあとも一生懸命働いて、
貧しいことには変わりはなくても、幾分立派な暮らしをしていました。
時代の流れもあるのでしょう。
質素で清潔感のある部屋に座っています。

年老いた母も、病気をわずらっているようで、
苦しそうに息をしています。
話すのも精一杯のような母親は、彼に語りかけました。
「お前にはいろいろと苦労をかけたね。」
彼は静かにうなずきます。
「でも、私はとても幸せだった。お前のような素晴らしい息子を持って、
かわいらしい妹もいて、優しい父さんと過ごすことができた。
私は、ほんとうに幸せだった。辛いこともあったけれど、
何一つ後悔はしていない。」

少年は母の言葉にとても驚きました。
母は苦労をして、夫と娘を亡くし、とても辛いだろうと思っていたからです。
そして日々の生活の中で、父親と妹の話がでたことは初めてでした。
母は少年に尋ねます。

「お前は、幸せだったかい?」

少年は驚きました。
なぜなら自分がとても不幸だと思って毎日を生活していたからです。
約束を破られ、破り、果たすことのできなかったことへの未練があり、
結婚もせず、子供も残さず、親しい友達もいない。
毎日に怒りといら立ちを感じ、喜びは少ししかないし、
趣味もなく、毎日を単調に過ごすだけで
老いていく母を重荷に思ったこともありました。
自分が不幸であることを疑ったことがありませんでした。

しかし、なぜか今思い出すことは、少年時代の楽しかった思い出。
妹の笑顔や父の優しさ。母の愛。仕事で認められることのうれしさ。
おいしい食事を食べたとき、自然と妹の顔が浮かびます。
妹の天真爛漫な笑顔。
今の単調とも、平穏ともいえる日々があるのは、
すべての経験があったからだということに
彼は初めて気が付いたのです。
そんなことを一瞬のうちに考えていると
自然と、「うん。」という返事を母親に返していました。

「うん、俺はとても幸せだった。」

母は彼に言います。
「私はお前のおかげで幸せになれた。自分を責める必要はないんだよ。
大変だと思えることもあっただろう。でも、私は幸せだった。覚えておいて」

そう彼に告げると、母は静かに目を閉じました。
少年は母の亡骸を前に、「生んでくれて、ありがとう。」と告げました。





不幸の定義も、幸福の定義も、その時の心持次第で変わるものですね。
M氏のお友達の過去世からでした。いい話しをありがとう。


このお話しはセッションで行っているものとは異なります。
ご了承ください。


過去世について





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